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とうきょうすくわくプログラム 探究活動「穴」
彰栄幼稚園では今年度、東京大学CEDEP連携のもと東京都が行っている、主体的・協働的な探究活動を通じて乳幼児の豊かな心の育ちをサポートする幼児教育の充実を図る「とうきょうすくわくプログラム推進事業」に取り組んでいます。
探究テーマは「穴」
探究活動(お子さんとはラボと呼んでいます)は、彰栄保育福祉専門学校専任講師荒木先生にご協力いただき1グループ4~5人の少人数制で行い、お子さんたちの気づきや発見をしっかりキャッチできる環境を作り行っています。
9月開始
ラボ1回目 絵本「はなのあな」(作:やぎゅうげんいちろう)の絵本を見てから、幼稚園にある
穴探し開始!(それぞれ園舎の廊下、外のテラス、園庭で行いました)
ラボ2回目 プロジェクターで、見つけて撮影した写真をみんなで見て、どこでみつけた穴か、何のための
穴なのかを話し合い、仲間分けをしてみました。すると!
「穴には理由がある!」ことを発見しました!!
10月
ラボ3回目 仲間分けした「穴」を模造紙に貼り、幼稚園のみんなに伝えるポスターを作りました。
11月
これから 「穴には理由がある」ことが分かったのですが、どうやって穴は作るのか、同じものが出たり入っ
たりするのに形が違うのはなぜか、穴をあけるものは何が あるのか、、、、?
不思議なこと、知りたいことはまだまだたくさん!!
年長みどり組のお子さんが中心となってラボに取り組んでいます。日頃色々なことに興味をもち多くの発見の連続である自由保育の中で、探究活動は自然と行われてきましたが、一つ一つ継続的丁寧に向き合う機会が少ないこともありました。今回の探究活動「穴」を行っている中で私たちは、お子さんが今までの経験をもとに「なぜ」に対する自分の考えを言葉にしたり、気づきを整理したりすることで、「なぜ」を継続・持続しているように感じました。「立ち止まって考える」「知っていることと結びつけて考える」姿にたくさん出会うことができています。これからも探究活動「穴」にお子さんたちと楽しく取り組みながら、たくさんの「なぜ」に出会った時のお子さんたちの成長や表現する姿を共有していきたいと思っています。